新型コロナウイルスの予防、補助治療について①【予防期に用いるツボ】

こんばんは。

元町にあるのに三宮もりの鍼灸治療室、院長の森瀬です。

世界中で新型コロナウイルスが広まり、多くの方が亡くなられ、不安も高まっていることと思います。

昨日から本日にかけて、私は新型コロナウイルスへ向けての中医学による鍼灸治療の勉強のため、母校に行って参りました。

当院で日頃鍼灸治療に用いている中医学は、中国で発祥し2000年以上ずっと伝承されてきた中国伝統医学で、

近年は欧米でもTraditional Chinese medicine (TCM、伝統中国医学)の名で、補完・代替医療として広く行われています。

そんな中医学の発祥の地、中国の世界中医薬学会中医適宜技術評価推薦委員会、中国鍼灸学会刺絡および吸玉専門委員会、中国鍼灸学会皮内鍼専門委員会より

新型コロナウイルスの予防、補助治療についてのガイドラインを頂きましたので

一緒に見ていきましょう。(こちらのツボはコロナウイルスだけではなく、風邪の予防や補助治療にも使えます)

 

段階としては、『予防期』『診断前の疑い期』『診断確定期』『重症期』『回復期』の5期に分けてお話していきます。

まず、今回は『予防』に用いるツボです。

予防には扶正固本、つまり免疫力を上げておくということが大事です。

うまく使ってウイルスからあなたの大切な体を、大切な人の体を守りましょう!

※一般の医師、鍼灸師ではない方、まだ知識や技術が伴わない方は鍼を刺すのは控えてください!

(そういった方は薬局などに売っているせんねん灸でも充分代用できるので、こちらを使ってください。)

間違った鍼の打ち方や灸をすることで正気を消耗させたり、かえって健康を害する恐れがありますのできちんと

下記の内容を守ってください。

こちらは必ずお部屋を暖かくして、加湿し、お風呂上がりに、髪の毛を乾かしてから行ってください。

この時、風などにあたってはいけません。火事や火傷には充分気をつけて行ってください。

◎体穴(お灸を使いましょう)

①足三里(あしさんり) ②合谷(ごうこく) ③中府(ちゅうふ) ④膻中(だんちゅう。北斗神拳のやつです)⑤肺兪(はいゆ)←ここは自分ではできないと思いますので、ご家族や他の方にお願いしてやってもらいましょう。

①足三里(脛骨という膝下の太い方の骨の外側のラインをさすりあげて指が止まるところ)※妊娠している方は押さないで!

②合谷(水かきのラインから手の関節までが中手骨で、この中手骨の中点の親指側が合谷です。)※妊娠している方は押さないで!

③中府(前胸部、第1肋骨の下のラインと同じ高さで体の中央から自分の指で6寸外側が中府です)

膻中(ここはとてもわかりやすい。乳首と乳首の間を結んだ線上の中点。胸のド真ん中です)

⑤肺兪(肩甲骨の上部には肩甲棘という山のようになっている骨があるので、そのライン上で、体の中央ラインから指2本分外側が肺兪です)

ツボの探し方のコツは、手で触れてへこんでいて、指が止まるところというのを指標にしてみてください。

◆◆◆お灸の仕方◆◆◆

1.ツボを確認し、ペンでマークします。(この時、熱いお灸を剥がすとき用の水で濡らした綿を横に置いておくとなお安心です。今回は足三里穴を自分の脚を使って取り、お灸を据えてみます)

 

2.【申し訳ございません。音楽が少し入ってしまっております】底のシールをはがし、手の甲に軽くお灸を並べて火をつけます。(ぎゅーっと貼り付けるとあとで粘着力が落ちます)

 

3.【少し音あり】くるりと捻りながら火をつけたものから剥がし、ツボにお灸を乗せます。ツボに乗せたこの時こそぎゅーっとくっつけてお灸が落ちないようにしてください。(勢いあまってお灸を握り潰して火傷なんてことにはならないでください)

 

4.ヒリヒリ~としてくるまで、楽しいことを考えながら待ちます。(♪)

 

5.ヒリヒリ~としてきたら、くるりと横に回しながら剥がします。(熱さを感じないところは感じるまでお灸し、すぐ熱く感じたならばすぐ剥がしましょう。熱さを感じず、お灸を続けるときはツボの位置は変えずに続けましょう。)

※鍼灸師の方、ツボ、鍼を刺す順番もできるだけこの通りに行ってください。

 

 

次は耳つぼについてのご説明をします。

◎耳穴:内分泌、肺、肝、脾

耳つぼはあなたがダンボでない限り、お灸では大きすぎて行えませんので、

一般の方はつまようじの背(尖ってない方)を使って行いましょう。

このツボは、痛気持ちいい程度に押しましょう。

耳つぼの説明は以上です。

思ったよりもあっさりとした説明で拍子抜けされましたよね。

(お灸の説明を張り切りすぎて力尽きてしまいました)

 

ただし、このお灸をしておけば必ず安全が保障されるというものではなく、

これはあくまでもともと持っている免疫力を高める方法です。

いくら免疫力を高めても多すぎるウイルスとは戦ってはやられてしまいます・・・。

マスクや眼鏡をかける、手洗いうがいなど、きちんと睡眠、食事をとるなど基本的な予防法は必ず続けてください。

もう一つ言いたいところは、鍼灸は医学であり、魔法ではありません。

同じように食べ物を食べた時、早く効率よく吸収するようにしたり、気や血、水の流れを変えることで

あなたの体を早く治したりするものです。

つまり、ここをはっきり言っておくと鍼を打ってもお灸をしても気+血+水の全体量は変わりません!

全身が水道管である、という風に捕らえたら、水量が少なくなると当然「詰まり」になりますよね。(この「詰まり」とはどこで起きるかによって症状や名称が違います)水が滞りなく流れている場所は病気になりません。

そのため、食事にも当然気を付けなければなりません。(食事とはあなたの身体に口から気や血、水を入れてあなたのものにすることですから)

わかりにくいところなどございましたら、良ければLINEでお答えしますのでどうぞメッセージを送ってください!

ラインID:@050regdc

この記事が世界中に届き、少しでも多くの方の身体と心の健康に役立ち、一人でも多くの命を守れますように。

よければ皆様でシェアし、みんなで協力してお互いに守り合いましょう!

長くなりましたが、ここまで読んで下さりありがとうございます!

次回は『診断前の疑い期』の鍼灸治療についてお話します。また近々お会いしましょう!

 

 

【引用】

『コロナウイルス肺炎 皮内鍼予防補助治療新型』

世界中医薬学会中医適宜技術評価推薦委員会、中国鍼灸学会刺絡および吸玉専門委員会、中国鍼灸学会皮内鍼専門委員会より

 

院長

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