【三宮もりの鍼灸治療室】糖尿病の鍼灸治療について
- 作成者: morino-shinkyuu
- カテゴリー: 東洋医学についての豆知識
(隠し撮りではないです)
こんにちは!三宮もりの鍼灸治療室院長のもりせです。
本日は糖尿病の東洋医学での治療についてご説明します。
糖尿病は、中医学名でいうと消渇病というものに属します。
(消渇病は、多飲、多食、多尿、身体が痩せる、尿が濁る、尿の甘みを主症とする病です。)
消渇病は、西洋医学名でいう尿崩症や神経性頻尿なども含みます。
世間的なイメージでは、糖尿病は食べ過ぎや不摂生による自業自得病のような認識があるかと思います。
そんな糖尿病には大きく分けて1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。
1型糖尿病は遺伝素因やウイルス感染等による免疫異常による疾患
2型糖尿病は生活習慣病
と教科書ではされています。ここまでは医療関係の方や博学な方なら皆さまよくご存じな話ですね。
しかし、実際は生活習慣だけではなく、糖尿病には他にも病機が存在します。
↓
①節度のない飲食によるもの
(長期間甘いもの、美食、飲酒生活を続け脾胃を損傷して熱が内にこもったり、化燥して陰分を損傷すると起こる)
②長期にわたる思慮過度
(情緒不安により五志過極となって化火し、それにより肺陰をおかし起こる)
解説:二つ目は情志失調(ストレス)によるもの。←だからストレス過多で大変なお仕事の方ほど糖尿病になりやすい!!糖尿病はがんばり屋病でもありますね。
③陰虚によるもの
(普段から陰虚の者が節度のない色事などによって陰精を損傷し、そのため陰虚火旺となり、肺陰に影響することにより起こる)
解説:三つ目は陰虚(体を冷ますものの不足)により起こるもの←糖尿病になりやすい体質は陰虚体質(=食べても太らない人ね)これが痩せているのに糖尿病になる方がいるカラクリです。
しかし、一般的に飲食不節(食べ過ぎ飲みすぎ)による糖尿病しか知らない方の方が多いと思います。
東洋医学の分野は、誤解や先入観などもあり、日本ではまだまだ認知されていないですね。
(そして日本人の年間の鍼灸受療率は5%程度。全然知られていない!肩身が狭いです…)
糖尿病はこの3つを総合的にケアしていかないと、なかなか根本的に良くしていくのは難しい問題です。
当院では①、②,③の3つどちらに当てはまっているかをカウンセリングさせていただいてから
判断して、施術方法を決めていきます。
(西洋医学との併用ももちろん可能ですのでご安心くださいね!)
しっかりケアしていくことで、HbA1C(血糖値)の値を下げられてる方もたくさんいます!
患者様の喜びのお声と共に、結果が数値として出るというのは実感が湧きます!
そうして、患者様と一緒に喜べることが私のやりがいです!
どうか、希望を捨てないで。
院長
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