【三宮もりの鍼灸治療室】なぜ鍼が良いのか?

コリに対してはマッサージと鍼、どちらも一長一短でありそれぞれ向き不向きがあるという点に関してはご説明しました。
 
 
 しかし、体質を改善するということに関しては断然鍼の圧勝です!
なぜなら、鍼は先が細いのでそのツボ(反応点)だけを狙って刺激することができます。

 

 でも、マッサージなら特に指の幅が大きい方などは、例えば経絡でいうと神門のツボを刺激したいのに陰げきのツボを刺激してしまうかもしれません。(お隣さん同士)
 
 
ツボは人それぞれの骨格によってひとつひとつの大きさや、ツボ同士の距離も離れたり短くなったりするので、
相反する効果のツボを刺激してしまうことも。
そうなると…効果はいまひとつかもしれません(^^;)
 
 
また、鍼ならば刺す方向や刺す深度、刺したまま置く時間などによっても効果を調整することが出来ます。
 
肩こりなど左右の筋肉にアンバランスさがあったりする方は鍼を左右均等に打つことでバランスを整え、
凝りにくくしたりすることもできます。
これはマッサージではとっても難しい・・・!
 
 コリをほぐすことができても、一押しひとおしの方向、時間、力加減を全て同じにすることは
限りなく不可能に近いです!
 
また、食べ物でいう豚肉(アリシン)×ネギ類(チアミン)などの素晴らしい黄金の食べ合わせのように、

鍼や灸をツボを選んで同時に行うことで、まるで魔法陣を組んだように悪い場所に作用して、
内臓、体質を治療してしまうこともあります。
 
 
鍼とは人体を走る電気をコントロールする電信柱のように、不思議なことに頭と足に刺すと
ぴーんと何かが走るような感覚になった経験のある方も多くいらっしゃると思います。
 
これが経絡です!!キタ━(゚∀゚)━!
 
 
(これをマッサージで再現しようとすると、人があと10人くらい必要ですね。
こんなことできるのはアラブの石油王くらいかと) 
 
 
鍼なら、頭と足に鍼を打つことで全身に気を巡らせることもできます。
 
 しかも!
刺している間はずっと鍼がほぐし続けてくれているようなもので、
刺したまま置いておくとカチカチになっていた筋肉もとっても柔らかくなってるんですよ!

 

 
…と、こんな感じで鍼ばかり熱烈に推してしまいましたがマッサージも大切です。
 

 

鍼は主に「瀉法・・・溜まった悪いもの”実”を取り除く」なら、
マッサージは主に「補法・・・足りない弱ったところ”虚”を補う」に向いています。

 
体の状態を調整するにはどちらも大事なものです。(大抵の方は『実』も『虚』も一緒に混在しています。)
 
 
取り除くばかりでは衰弱してしまいますし、治りも遅い。
補って、元気にしてあげるのはマッサージにお任せ。
 

 

鍼×マッサージでコリをとって薬膳茶&アロマで体の内外から体質改善しましょう!
  
院長 
 
 

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