中医学について

 鍼灸には経絡治療、トリガーポイントなど様々な流派(ルーツ?)がありますが、

本日はその中でも当院の鍼治療で、特に内科的な症状にアプローチするときに用いている中医学について本日はご説明いたします。

身体と心を切り離して考える西洋医学とは対極して、東洋医学では身体と心は繋がっていると捉えます。

東洋医学の中には、アーユルヴェーダ(インド医学)、アラビア医学、タイ伝統医学、チベット伝統医学、韓医学、中医学とありますが、

中医学は中国において発祥し、中国で発展してきたもので、上記の東洋医学の中でも最も中心とされてきた医学でもあります。

 

そんな中医学には3つの大きな特徴がございます。

 

バランス医学
中医学の特徴のひとつは、その「整体観(せいたいかん)」にあります。私たちの身体は、自然から常に様々な影響を受けています(環境、気候、ストレスなど)。また、私たちの身体の中でも自然とうまくバランスを取りながら、さまざまな部位が影響し合っています。中医学ではこのバランスを整えて『平』の状態にします。そうすることで、どの五臓六腑とも調和することができ、どの部位にも負担がかからず不調を起こしにくくすることができます。まさにバランス医学と言えます。

※どのツボにおいても押せばいいというものではなく、鍼を刺せばいいというものでもございません。刺激の与え方、強さ、時間、種類、数、など全てが重要です。当院では、舌や脈・動きなどさまざまな事柄を判断材料にしてバランスを整えていきます。

 

②オーダーメイド医学
2つ目の特徴はオーダーメイド医学だということです。この特徴は、患者様一人ひとりの体質や、病気の原因、
発病のプロセス(病因病機)を望(みる)・問(カウンセリング)・聞(きく・かぐ)・切(さわる)により分析して証を決定し、それにあった適切な治療法を選んで治療を行っていくというものです。

※例えばの話ですが、「眼精疲労から来る肩凝り」と「ストレスからくる肩凝り」では治し方が違います。治し方を誤まると、時に悪化したり効果がないときがあります。(それについてはまた追々ブログでお話していきますね!)まさにおひとりおひとりに合わせた「オーダーメイド医学」なのです。

 

③予防医学
3つ目の特徴は予防医学です。養生法により、病気が発症する前に体質を見ながら対応していく、 未然に防ぐという考え方です。これは中医学独特の考えで、病気にかかりにくい体質を作っていくものです。

※症状をおさえるのではなく、体質自体を改善することが目標です。そのため、より詳しく状態を聞いていきます。

 

当院では、この中医学を鍼治療で行っております。

「もう年だから」「昔からこうだから」などと、あなたの不調をこういうものだと諦めてほしくはないです。

片づけてほしくないです。

病院に行ってもマッサージに行ってもどうしても治らない、

あなたのずっと諦めていたこと、一度ご相談ください。

一緒に頑張りましょう!

 

<参考>

中医学とは?イスクラ産業株式会社 https://www.iskra.co.jp/kanpo/tabid/71/Default.aspx

 

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