【三宮もりの鍼灸治療室】梅雨開けに熱中症が急増する理由


こんにちは!三宮もりの鍼灸治療室、院長のもりせです。

今日は熱中症についての授業をします♪

梅雨が異様に長引いてますね。

皆様、心と体の体調大丈夫ですか?

梅雨開けは熱中症が急増します。

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神戸市広報誌によると6割以上が室内で発生するそうです(一人暮らしの方は特に心配だ)

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前回、体に湿気を溜めてはいけませんとお話しましたよね!

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今回は梅雨明けになぜ熱中症になるか?について語っていきます。

(7月中はおかげさまでずっとバタバタで( ;∀;)
この重要な投稿がこんなにもぎりぎりになってしまいました)

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一般的には熱中症は体が暑さに慣れてないから、とありますが

もっと具体的に、中医学的に言えば熱中症は中暑の分類に入り、湿と熱が原因で起こります。

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中暑とは、夏の暑い盛りに起こる頭暈、頭痛、悪心、嘔吐、突然の昏倒を主症とするものです。(まさに熱中症ですね)

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それは以下の2つの理由で起こります。

①軽度の熱中症の原因:暑熱が肌表に鬱したため、汗がすっきり出ず、邪熱が体外に外泄できず、暑熱の邪に湿がからみ、脾胃を阻滞させ、さらに清竅に上擾すると軽症の中暑が起きる。

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と難しく書かれていますが、、、

つまりは体の表面に滞って汗すっきり出なくて、熱と湿気が絡んで、胃腸も弱って、首肩も凝ってると熱が脳に溜まって蒸されて熱中症なるよ~っちゅうことです!

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この軽度の熱中症を放っておくと表から裏に入ります。

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②重度の熱中症の原因:暑熱の邪が表から裏に入り、心包を犯して心竅を蒙閉すると重症の中暑が起こる。この場合には、壮熱、意識障害、または熱極生風による痙攣、熱盛による気陰両痛が現れる

と難しく書かれてますが、、、

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つまりは、暑さが内臓に至り、心臓までいくと、高熱、意識障害、熱さによる痙攣、気と陰を傷つけるよ~ってことです。気と陰を傷つけると人は疲弊し、肌はカサカサになり、寿命も短くなるね( ;∀;)

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梅雨時期で胃腸が弱りに弱った後の熱帯夜。これが危険なのですね。

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これら熱中症を防ぐには、この間湿気の記事でご紹介したものに加えて、

清熱効果のあるすいか、メロン、苦瓜、りんご、小麦(精神安定、躁鬱にも吉。小麦アレルギーの人はやめてね)。陰を補い熱病傷津をふせぐ豚肉。

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一般的に夏バテにはビタミンB群が必要だと言われていますね。苦瓜、豚肉などは西洋医学とも合致してますね。

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りんごやメロンや小麦はなぜだろう。

(もしわかる栄養士さんがいたら教えてください!

りんごは水分が多いからって意見もあったけど、他の水分もっと多い逆の作用の果物もあるからそれは違うみたい。)

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梅雨明けはカラッとするから暑さを感じにくくなる。だからこそ危ない。

お風呂上がりのビール、最高ですよね。

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でも、お酒は摂りすぎると湿熱に変わります。

湿に変わると首肩につまると肩こり、お腹に溜まると食欲不振。

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だから、今のうちは冷たい食べ物や飲みもの、脂っこいもの(揚げ物や炒め物、ラーメン)、湿気の溜まりやすいチーズやお酒。夜遅くの食事(胃腸を弱らせます)は控えめにして、

湿気をとるものをとって熱帯夜に備えましょう♪

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先日お伝えした方はいるけども、

ここ1~2週間ほどのラッキーフードはグリンピースとオレンジとパチュリ。

胃腸に作用して湿気を溜まりにくくするので、熱中症予防にもなる!

職場での忖度など、諸々の絡みもあってのエアコンで腰が冷えて辛いあなたは山椒とグローブがオススメじゃ。

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この2つは腎や脾胃を温めあなたの健康を寒さから守ってくれます。

山椒とアワや大麦入り(胃腸を元気にするよ)のご飯に、えごま油を併せてオイルおにぎりにするのがオススメ♪

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美味しいし、えごま油に多く含まれるオメガ3系のαリノレン酸は、

体内でEPA・DHAに変換されるため、

血小板凝集抑制作用・血栓溶解作用があります。(血をかたまりにくくする)

血中の中性脂肪も減らしてくれますよ。

→東洋医学的に言えば、お血を防ぐので例えばお血で出来るもの(がん予防やアトピー、身近なもので肩凝りとか腰痛)にもいいね。

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グローブは、ミカンの皮を刻んでジャムにしておいたものと片栗粉つきの鶏肉を併せて少量のオリーブ油(ここ大事!油は少なめにしてね)で炒めるのがオススメ!(美味しいですよー!)

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首肩こりをとって、胃腸を元気にし、熱中症を防ぎましょう♪

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☆☆☆最後に栄養士からのワンポイントアドバイス☆☆☆

しまった甘いもの摂りすぎた。顔黄色いな、私。このままじゃ湿気溜まるな。

けど、しばらくメンテナンス行けないなって時はビタミンB群を普段の食事に加えて多めにとってみてね。

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B1は炭水化物摂りすぎた時。

B2はアルコール、脂肪分の代謝を。

B6はたんぱく質の代謝を司っているぞ。


.用途に合わせて摂って下され。

サプリメントなら全部とれるね。(食べ物なら豚肉、ゴーヤ、うなぎがオススメ)

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なぜなら、この湿気の正体とは体に溜まった未消化物なのです。

だったら代謝を良くしたら良い。湿気も溜まりにくくなるから疲労感とれやすいですよ。(代謝・吸収をあげるからお肌も綺麗になりますよ!)

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面白いのが取り柄なのに、暑さのせいで面白いこと言えない私を許して。

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この投稿へのコメント

  1. yasu5050 said on 2020年8月1日 at 6:22 PM

    お疲れさまです。毎回の、東洋医学と栄養学の知識をベースにしたタイムリーな記事を書いてくださり、ありがとうございます。冷たい飲み物や食べ物、脂っこいものがつい欲しくなりますが、控えます。ゴーヤ、豚肉をとるようにします。梅雨が明けて強烈に暑いですが、先生も気をつけてくださいね。

    • morino-shinkyuu said on 2020年8月7日 at 4:46 PM

      yasu5050 様
      この度はコメントのご投稿励みになっております。ありがとうございます!
      yasu5050 様もあまりご無理なさらずに!ご自愛くださいませ^0^

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