秋は乾燥する時期であり、五行の配当では金に属し、五臓六腑の中では肺に通じています。
①水分を消耗しやすい
②体の津液が損なわれるため、さまざまな乾燥の症状がみられる。例えば、鼻の乾燥・のどの渇き・髪の毛と皮膚が乾燥し艶がない・便秘・尿が少ない等
③秋は潤いを好む肺を侵しやすい。肺に属する鼻やのどの乾燥・鼻血・空咳・痰が少ない・無痰などの症状をおこしやすい。
滋陰潤肺・益胃生津
使う食材:パイナップル・バナナ・りんご・梨・柿・キウイフルーツ・びわ・豆腐・白きくらげ・はちみつ・乳製品などが◎
★★★【清熱潤肺】白きくらげと豆腐のサラダ★★★
材料:豆腐一丁、きゅうり1本・きんかん6個(みかんの皮でもOK)・白きくらげ6g、白ごま・サラダ油・塩
≪作り方≫
①白きくらげは水で戻し、湯通しする。
②豆腐は水切りしておく。
③きゅうりは適度な大きさに切り、塩少々を加えてミキサーにかける。
④ごまは炒ってからよくすり、サラダ油・塩少々とよく混ぜる。きんかんの種をとり、ミキサーにかけてごまに加え、ドレッシングを作る。
⑤皿の中央に豆腐を置いて、食べやすい大きさに切る。白きくらげを周りに置いて、白きくらげの上から③をかける。
豆腐には④をかける。
〈効能〉豆腐:甘・寒。脾・胃・大腸経に入る。清熱潤肺
白きくらげときゅうり:甘・平・涼。生津清熱・益気潤膚。
併せて、秋風邪の喀血や空咳・皮膚の熱感にも用いることができる。
引用『中医薬膳学』著:辰巳洋 出版:東洋学術出版社
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