【三宮もりの鍼灸治療室】正しい経絡マッサージについて!

どうもこんにちは ^^) _旦~~ 三宮もりの鍼灸治療室の院長、森瀬です!

今日も普段みなさまがあまり気に留めないけれども、実は大事な知識、を惜しげもなく披露します(^^)/

正しいオイルマッサージについてです!

それは、痩身系のエステやアロママッサージ店でよくあるのですが

足裏のマッサージを、かかとから足先に向かって流すこと!です。

私もエステで働いていたので当時このやり方を教わったのですが、これは体を整える方法としては、実はあまりよろしくないと言えます!

エステ系ではお客様をうつぶせにしたまま背中から足先まで流すところが多いのですが、術者は立ったままの状態で拳で流すため、かかとから足先へ流す方が術者にとって体に負担がかかりません。

しかしながら、足裏の経絡は腎経の湧泉からはじまり、頭のほうへと流れていくのですが、経絡に逆らった動きでゴリゴリマッサージなどを行うと腎経のエネルギーを奪ってしまうことになるのです。

例えば湧泉のエネルギーを奪ってしまうと、足が冷え性になり尿が近くなったり怒りやすくなったりもします。

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また、足裏のヘリには大事な脾経のつぼもあります。ここもかかとから足先の方角で流してしまうと、足が冷え性になり、ご飯を食べた後に眠くなりやすくなったり、なかなか疲れが取れにくい体になったりします。あるいは片方の足がつったようになる方もいます。(でも、これがまさか誤ったマッサージによるものなんて誰も思いません、、、)


少し専門的になりますが、脾と腎のエネルギーが満ちることはそうそうないため、脾と腎は補する(=エネルギーを補充する)側へ手を運ばせる必要があり、かかとから足先では逆になります。それだけのことで、すぐに大事には至らなくても、そういった小さなひずみが少しずつ大きくなり、体全体が悪くなっていくのです。

それでも、エステでは体全体を流してくれるので気の流れは良くなり湿気(脂肪とかのこと)は流れやすくなるんですが、、、やはり足裏に限っては微妙なところです。

足裏マッサージをするならば、必ず通常は足つぼマッサージのように向かい合って行うべきです。そのやり方だと、術者も脾腎を補す側に圧をかけやすくなります(それでもなお、かかと側から足先へと絞るようなマッサージを行う術者もいますが汗)

また、これも痩身系で行われがちなのですが足先からそけいリンパまで流すとき、内側の陰経の経絡をこれでもか!というくらいの強い力でほぐしたりします。これも体を整える方法としてはNGです。

なぜかというと、先ほども申し上げた通り、脾と腎は基本的にはエネルギーを足さなければならない経絡であるのに対し、ゴリゴリマッサージではそれだけでエネルギーを奪っているも同然です。また専門的になりますが、太陰脾経ならばまだ陰気(体を滋養する気)が多いのでまだしも、少陰腎経はただでさえ陰気が少ないのをとってしまうことになり、良くないのです。

正しいマッサージとは、軽く触れて痛い部分(体内に滞った巨石)を優しい刺激で取り除き、流れを良くする術法なのです。何も悪くない場所をゴリゴリと痛がらせて行うことは療術ではありません。

マッサージ一つをとっても、疲れを早く取りやすい体にすることができる一方で、やり方次第では逆に体を傷めることもあるのです!
ここを間違えないよう、人の体に触れていかなくてはなりません。

なかなか遠慮して(?)誰も突っ込まないようなところをあえて書いてしまいました!(笑)

マッサージも鍼灸も理論があって、その上に効果が成り立っています。適当や自己流では賄いきれない部分があります。

このブログも小さな一つのきっかけとなって、世の中により良いマッサージが普及することを祈っています!

そのほか、何か体のことでわからないことがあれば私でよければお答えしますので何でも聞いてください ^^) _旦~~

ではでは!

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