【三宮もりの鍼灸治療室】鍼灸は認知症にも効果大◎認知症はなぜなるの?

自分の親が認知症になったらどうしよう。将来、自分も認知症になってしまったら・・・

そんな不安で頭がいっぱいの方はいらっしゃいませんか?

認知症もいわゆる生活習慣が原因となって起こることが多く、生活習慣病の一つであるとも言えます。

美味しいお酒も進む濃い味付けのお料理、さくっとカリカリ揚げ物や油沢山の炒め物、コクがあって濃厚なチーズ、甘~いスイーツやひんやり美味しいアイス…そんな美食三昧は認知症のリスクと常に隣り合わせ!

ここ神戸もそんな美食の蔓延る夢の国ですが、鍼灸の力を使えば少しくらいワガママに飲み食いしてもローダメージなんです!\(^o^)/

鍼灸は、『性格悪い、顔が悪い、頭が悪い以外なら何でも効く』などとも言われていますが(笑)

しっかり行えば認知症にも効果大なので、ここではそのご説明をしていきます\(^o^)/

(この認知症とは、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症などのすべての認知症を含みます。)

まず、認知症の原因でもっとも多いのは肝腎精血不足で起こるもの!

この肝腎精血不足による認知症にはいくつかの特徴があります。

表情が乏しくなり、寡黙で言葉数も少なくなり、物忘れが多くなり、やせ細る。記憶力、計算力、判断力が著しく低下。耳鳴り、頬部の紅潮、寝汗をかく。めまい、局所の筋肉がぴくぴく動くなども。

肝血虚のために、筋肉へ栄養が行き届かなくなると、膝などの関節が動かしづらくなり、歩行困難に。腎精が不足すると、骨への栄養が行き届かなくなるために歯がもろくなったり抜けやすくなったりもする。

精血が不足し、血のあまりであると言われる髪への栄養が行き届かなくなると、髪が薄くなったり、艶がなくなったり、乾燥しやすくなったりする。

これは、酸味の摂りすぎ、塩辛いものが好き、老化、房事過多などで起こりやすいです。

そして、脾腎陽虚によるもの。これも表情が乏しいのが共通点。寡黙になり、言葉数が少なくなる。表現量も低下し、意識や思考があやふやになり。話がしどろもどろになる。

腰や膝がダル痛くなったり、やせ細る、食欲不振、無力感、手足の冷え、涎が出る、夜明け前の下痢などの症状を伴うこともあります。

これは脾腎両虚なので、おもに食べ過ぎ、塩辛いものや甘いものが好き、立ち仕事や座り仕事が多い、悩みすぎ、房事過多などで起こります!

そして、痰濁によるもの。こちらも表情が乏しい、反応が鈍い、ほとんど言葉を発しない、ぼうっとして動かない。逆にブツブツ独り言を言い続ける、むやみに笑ったり泣いたりする。口角に涎の泡ができる。

そして、痰濁が詰まっているので食欲がなく、お腹が張ったり、胃のあたりにつかえた感じがする。頭が重く感じるなどの症状を伴うこともある。

これは主に油っこいものや炭水化物がお好きな方、飲み会が多い方、夜遅くに食べて寝てしまう方に起こりやすいです。

つぎに、血瘀によるもの。これもやはり表情に乏しい。物忘れがひどい。驚きやすく、怖がりになる。異常行動。サメ肌になったり、喉が渇くのにあまり飲みたがらないなどの随伴症状もよく見られます。

血瘀ですので、味の濃いものをよく食べる方や、スキニーパンツなど体を締め付ける洋服が好きだったり、オシャレは我慢で寒い格好をよくする方だったり、悩みがちだったり、特にストレスを溜めやすい我慢しいさんに多いです。

そして、最後に心肝火盛による認知症。これは、精神状態が恍惚。話に論理性がない、物忘れがひどく、判断が錯乱する、よく疑う。不安症といった症状が主です。

胸のざわつき。めまい、不眠、頭痛、喉の渇き、舌の乾燥、尿の色が濃い、便秘などの症状もよく起こりやすいです。

これは、心と肝に五行学説でいうところの「火」があるために、その火によって自らを炙り傷つけてしまい、このような症状がおこります。

例えばものすごく辛いものがお好きだったり、行き場のないストレスがあったり、発散が出来ていなかったり、人間関係がよくなかったり、頭をよく使う方だったり(心と肝の血を使うと、火が相対して大きくなりやすい)。原因は様々です。

認知症が進みすぎると、自分の体の状態を適切に伝えることすら難しくなります。もし、家族に悩んでいる方がいるなら、あなたが早く気づいてあげて、進行して治りづらくなってしまう前に、脳の血流を良くしてあげましょう。

認知症になってしまったおじいさんおばあさんをベッドにくくり付けて虐待するニュース。そんなことしかできなかったのか、と心が痛みます。

そんなことする時間あるなら、ハンドマッサージや足裏マッサージの一つでもしてあげてほしい。漢方薬の処方をしてあげてほしい。鍼灸を受けさせてあげてほしい。

いたわり、親切にしてくれたあなたのことを覚えられたら、思い出せたら、きっと嬉しくて涙が止まらなくなると思います。諦めないでほしいな、と思います。

西洋医薬だけでなく鍼灸治療に漢方薬、すべての力があわされば、強大な敵(認知症)もきっと倒せる\(^o^)/

このような、認知症の三焦鍼法の英文原著論文も発表されています。

他にも認知症の鍼灸治療の症例論文で興味深いものがありましたので、当院入り口の貼り紙立てにも入れておきます。

ご興味ご関心おありの方はお越しの際にそちらもぜひ見て行ってくださいませ\(^o^)/

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