コロナウイルス対策について

もうすぐ3月。暖かい春はもうすぐそこですね。

本日は、巷でニュースになっているコロナウイルスの対策についてお話します。

専用のワクチンがないと言えど、私たちの免疫は一度かかれば学習することができますし、どんなウイルスや菌に対しても戦ってくれます。

全身の血流を良くし、しっかりした食事と睡眠をとってストレスを溜めずに、免疫力を高めていればコロナウイルスも怖くありません。

本日はコロナウイルス以外にも使えるウイルス対策の17箇条をお伝えします。

 

1.家に入れない!

家に入る前に上着を脱ぎ、畳みます。そのあと、手洗いうがいをきちんとなさって水の粒子でウイルスを落とすことが最重要です。ウイルスは手強いです。ポピドンヨード(イソジン)やアルコール消毒はなかなか有効ですが完全にウイルスを殺すことはできません。次亜塩素酸ナトリウムやホルムアルデヒドならできますが、人体に有害ですしあまり現実的ではありません。

追記:不特定多数の方が触るお金や郵便物に段ボールや、いろんな場所を触った手でしきりに触るスマホなどを触った後も手洗い必須です!

宅急便の方が来られた時も、家の中とはいえどマスクとメガネをつけてから対応しましょう!

2.温めることが大事

コロナウイルスは寒くて乾燥したところが好き。4~6度の温度でよく活動するそうです。コロナウイルスの熱への耐性の実験では、56℃、67℃、75℃の温度だとそれぞれ、90分、60分、30分で不活化されたそうです。体を冷やさないようにしましょう。温かい環境の下では弱いウイルスですので、部屋の気温もあまり落とさないことが重要です。

3.マスクをして保温・保湿しましょう。

風邪をひいている人以外がマスクをすることはあまり意味がないと言いますが、鼻、のど、気管支、肺などの呼吸器の温度と湿度を上げて高温状態を保つことで、鼻喉の線毛細胞の動きをよくすることでウイルスを付きにくくし、熱に弱いコロナウイルスの増殖も抑えられます。マスクの有用性はそこにもあると思います。

4.アロマを活用する.

抗ウイルス作用のあるアロマを使うことも手です。ラバンサラ、ペパーミント、サイプレス、ティートリーなど、中でも特にレモングラスは非常に強い抗ウイルス作用を持ちます。単純性帯状疱疹ウイルスを使ったエッセンシャルオイルの効果実験で1%濃度の濃度ではほとんどのエッセンシャルオイルで殺菌でき、ウイルスの増殖も完全に抑えることができたという結果です。マスクの裏側にエッセンシャルアロマオイルをスプレーしましょう。マスクの値段が著しく高騰している今、一度の使用で捨ててしまうのはもったいないです。マスクの節約に役立てましょう。

5.人が多い場所はなるべく避ける。

ウイルスですので、人や動物に寄生することでしか生きられません。人が密集した場所に行くことは避ける方が良いでしょう。

6.風邪ひきかけかなと思ったら?

汗をかかない、喉が痒く感じる、透明や鼻水の出る寒気のある風邪のときは、発汗させて寒邪を取り除く生姜・白ネギ・桂枝(シナモン)・シソ・ミョウガを使いましょう。冷えた生姜の成分はジンゲロールなので余計に体を冷やしてしまいます。加熱することでショウガオールという温める成分に変わりますので、この場合は加熱して使ってください。黄・血痰・ねばねばの痰がでるときは、熱痰を取り除く大根・白菜・きゅうり・水菜・湯葉・春菊を使いましょう。

7.お風呂に入って少し汗をかきましょう。

夜食事をとったあと、お風呂で少し汗をかくくらい温まること。(長く入ってはいけません。汗とともに気が漏れ出てかえって免疫力が落ちます。必要なビタミン類も流れ出ます)

8.肺気を補う食べ物を食べましょう。

普段から風邪をひかないように肺の気を高め、空腹のまま外に出ないようにしましょう。食事は体の中に入ってあなたの体のバリアになってくれるものです。肺気を補う食べ物は以下の通りです。

もち米・長イモ・じゃがいも・さつまいも・桃・鯖・ローヤルゼリー・はちみつ・小松菜・アスパラガス・卵・白ごま・白きくらげ・いちご・牛乳など。

ただし、これらだけに偏らず、バランスのよい食事を心がけましょう。

9.鼻水はすすらずにきちんと出しましょう

体の免疫が一生懸命外に出そうとしている異物が入っているからです。飲み込んでしまうとせっかくの努力が水の泡です。

10.濡れた状態で外に出ないこと。

汗をかいた状態で外に出ないこと。髪の毛はちゃんと乾かして寝ること。気化熱によって体温を奪われるため、身体の抵抗力が落ちます。

11.マスクだけでなく、実はメガネも有効です。

鼻や口だけなく粘膜と名のつくところにウイルスが付着すると感染します。粘膜の露出とあらば目も然り。ケガして粘膜が見えている場所があれば絆創膏などでふさぎましょう。

12.皮膚をうるおすこと。

皮膚―鼻―肺は東洋医学的にも繋がっています。肺は燥邪(乾燥)に弱いとされます。鼻、のどを潤すだけでなく皮膚にも着眼し、いつでも潤いを保つようにしましょう。

13.肩・背中・腰の筋肉を柔らかくする。

痰を出してウイルスを外に出したいのに、肺のまわりの筋肉が運動不足などによりかたくなると、咳をしてもうまくウイルスを外に出しにくくなります。一見関係のなさそうに見えますが、深呼吸をしたり、マッサージや運動・ストレッチなどをすることで肺に付着する筋肉の柔軟性をあげ、肺の伸展性が高めることは免疫力を上げるのにも有効です。

14.ストレスを溜めない。

強いストレスに対応しようと副腎皮質から抗ストレスホルモンが出ます。このホルモンは白血球数も減少させてしまうため、抵抗力が落ちてしまいます。ウイルスなどの外敵と戦う白血球数を落とさないためにはストレスを出来るだけ溜めないことが重要です。

15.軽い筋トレして熱を作ってくれる筋肉を大きくする

軽い筋トレを普段から続けること。(一気に運動しすぎると汗とともに気が漏れ出るため逆効果。少し温かくなったかな?程度に留めましょう)普段から筋力を強くしておくと少し動いただけで熱が生まれます。それはあなたの体にバリアを張り、守ってくれます。

16.安全な家にいて何もないときはマスクを外しましょう。

普段から免疫を訓練していないことになります。免疫も何でも鍛えていないと衰えていきます。急にたくさんの敵(ウイルス)と会った時戦えなくなります。人と接触する機会の多いときにつけていましょう。いつもいつもマスクしていて完全防備では逆に免疫力低下になります。

17.夜、強い光を浴びないで睡眠、タンパク質をしっかりと。

朝日を浴びた約15時間後に分泌が増加するメラトニンというホルモンは胸腺に働きかけて免疫に関わるtリンパ球を産生させ、感染症を治します。(このメラトニンは強い光を浴びることで分泌が抑制されてしまいます。)予防接種の効果ですら睡眠の具合によって高低差があるということも報告されています。せっかくメラトニンが出始める眠くなる時間帯に強い光を浴びてはいけません。このメラトニンの原材料は、大本をたどれば必須アミノ酸であるトリプトファンです。このトリプトファンをしっかりと摂って身体を修復させましょう。このトリプトファンはセロトニン(幸せホルモン)の合成にも役立つため、うつ病・睡眠障害にも役立ちます。

トリプトファンを多く含む食材:豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類などです。 その他、ごま・ピーナッツ・卵・バナナ

 

この記事が、少しでも不安な方々の目に届き、少しでも不安を拭え、皆様の健康維持に役立てますように。

暖かくなるまで特に身体に気をつけて、どうかお大事になさってください。

 

院長

 

引用

・『衛生学・公衆衛生学第2版』 公益社団法人 東洋療法学校協会 編 鈴木、高坂、出嶋、笹沢著

・『早わかり薬膳素材日本』主編 辰巳洋 日本国際薬膳師会編

・『日本補完代替医療学会誌』京都府立医科大学大学院医学研究科 感染免疫病態制御学 今西二郎 ~メディカル・アロマテラピーとは~第1巻 1月号

・櫻井武「睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか」講談社ブルーバックス、2017年

・BISSINESS TODAY

https://www.businesstoday.in/latest/trends/novel-coronavirus-rising-temperatures-india-keep-deadly-virus-at-bay/story/396216.html

 

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